「老い」も「妊娠」も障害だ

週末にはたまに銭湯に行く。自宅から歩いて5分くらいのところだ。

前に行ったのは1か月くらい前だっただろうか。引き戸を開けると、番台にはいつものお婆さんではなく初老の女性が座っていた。
「千円札でもいいですか?」
「はい、いいですよ。お釣りです。ごゆっくり!」
快活にハキハキと接客してくれる様子が、なんだか妙に新鮮だった。

本記事は加筆修正のうえ『さよならシティボーイ』に収録されています。WEBでの公開は停止しております。


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筆者: すなば
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